日本からの学生ビザ申請方法
このビザは、高等教育機関または公立/私立の教育機関における学業を目的(修了書、ディプロム、資格を取得する事)としてフランスに3ヶ月以上の滞在希望者が申請します。
学業を目的としない場合、長期学生ビザは適応されません。その場合は、ビジタービザを申請することになります。
2017年7月25日現在
1、Campus France での手続き
3ヶ月を超える長期学生ビザの申請者は、まずCampus France(フランス政府留学局)での手続きを完了しなければなりません。
Campus Franceでは、フランス留学の計画を明確にしなければなりません。
①留学の目的:フランス留学によって何を学び留学経験をどう活かしたいかなど。(英語・フランス語)
②学校の登録書・仮登録書
* 仮登録書でビザが下りない場合もあるので注意してください。
③キャンパスフランスでの面接
東京オフィス:東京都港区南麻布4丁目11-14
関西オフィス:京都府京都市左京区吉田泉殿町8
面接では、フランス留学の動機、留学後の目的などに関する質問に答えます。
上記の③以外は全てCampus Franceのサイト上での手続きになります。また、Campus Franceのオンラインフォーム上に記述するまたは書類を添付する場合、全てフランス語・英語のみとなっています。
*Campus Franceの手続きを完了したからといって、長期学生ビザの発給を約束するものではありません。
2、ビザ申請書類の準備
Campus Franceでの面接の終了後、フランス大使館でのビザ申請手続のための書類準備が必要になります。
必要書類
①申請書類チェックリスト(在日フランス大使館のホームページでダウンロード):原本を提出する
②長期ビザ申請書(在日フランス大使館のホームページでダウンロード):原本
ビザ申請書はフランス語で記載されています。記入例はこちらをご参照ください
③証明写真1枚:申請書に貼り付ける
④パスポート:原本+コピー
⑤ビザ申請料金:50€相当の日本円
⑥日本国籍以外の場合、有効な日本の「在留カード」または「外国人登録証明書」:原本+コピー
⑦高等・専門教育機関の仮登録書または登録証明書(3ヶ月以上):原本+コピー
⑧経済証明書:最低月615€以上 原本+コピー
・私費留学の場合、経済証明書は口座をお持ちの銀行にて英文の残高証明書を作ってもらう。(1ヶ月以内に発行されていること)
・奨学生の場合、奨学金支給の証明書。奨学金受給期間・支給額が明記されていること。
⑨移民局(OFII)提出用フォーム(在日フランス大使館のホームページでダウンロード):原本
パスポートに長期学生ビザが貼り付けられるので、パスポートをフランス大使館に一時預けなければなりません。そのためパスーポートを受け取る際に3つの方法が選べます。
①フランス大使館での受け取り
申請証明書(Quittance de Frais de dossier et récépissé)の原本をフランス大使館の受付にて提示し、パスポートを受け取ります。
②郵送での受け取り
郵送での受け取りを希望する場合、レターパック510(赤)もしくは600円分の切手を貼った封筒を申請書類と共に提出します。
③第三者に受け取りを委任する場合:委任状(ビザ申請者によって作成され、作成日・パスポートと同じ署名及び委任する人の身元を明記する)の原本をビザ申請書類と共に提出します。受領の際、委任された方は、委任状のコピー、身分証明書及びビザ証明書(Quittance de dossier)のオリジナルをフランス大使館の受付に提示します。
3、ビザ申請書類の提出
Campus Franceでの面接、必要書類の準備が終了すると次はフランス大使館に出向いてビザ申請書類を提出します。ビザ申請書類の提出には、あらかじめ予約が必要になっています。予約は、在日フランス大使館のホームページ上にてオンラインで取ることができます。
*7月8月は大変混んでいるので、早めに予約を取得するのがお勧めです。
予約取得後、指定の日時にフランス大使館に申請書類の提出に出向きます。その場で申請書類を提出し、ビザ取得のための手続きは終わりです。
4、ビザの受け取り
ビザの受け取りは、申請後2週間程で受け取ることができます。申請書類の準備で選択した方法での受け取りになります。
①受付にて受け取り
②郵送にて受け取り
③第三者の受け取り
長期学生ビザが取得できていた場合、ご自身のパスポートにビザが貼り付けられています。