フランスはストライキが多い!?
フランスに住んでいる外国人のみんなはおそらく一度はこう唸ったことがあるだろう。「なぜフランスにはこんなにストライキがあるのだろうか」と。
確かにそれは間違いではないだろうが、なぜストライキがあるのかを知ることも大切だ。ストライキはフランス国民が何世紀も前から、特に1789年のフランス革命以降戦い続けて獲得した確固たる権利なのだ。
その昔、ストライキは「連結」と呼ばれ、1864年に一度だけ許可された(公務員以外)。第二次世界大戦中はフランスではストライキが禁止されていたが、1946年に正式にその権利が制定された。
ヨーロッパではフランスはストライキが最も多い国だと言っても驚かない。ところが、実はマルタがトップで、次いでデンマーク、そしてフランスは3位だ。
ストライキのおかげでフランスは例えば最長8時間の労働時間、有給休暇、60歳での退職を勝ち取った。
特に郵便局や国鉄SNCFがストライキにより私たちの快適な日常生活を妨害している時は、苛立つかもしれないがそのストライキのおかげでフランスでのより良い生活が保障されていることを忘れないでほしい。それは、フランス国籍を所持しているフランス人のみならず、フランスで生活しているみんなにとっても同様だ。