フランスでのアルバイト

フランス留学中のアルバイト

 

フランスに留学中の方で、空いている時間を活用してアルバイトをしてみたいと思っている方もいらっしゃると思います。

フランスでは2007年7月1日以降、長期学生ビザ(VLS-TSをお持ちの学生の方であれば生活費用の一部を補うために年間964時間、週約20時間(法定労働時間の60%)を上限にアルバイトをすることが出来ます。

ワーキングホリデービザでフランスに来ている場合は、週35時間のフルタイムで働くことも可能です。

フランスに到着し、OFII(移民局)でのオンラインでの手続きが完了後、お持ちの学生ビザが滞在許可証としての効力を持ちアルバイトを行うことが出来ます。

アルバイトをすると、フランス語を使う機会も増えるのでぜひフランスの生活に慣れたかたは空き時間を有効に活用するためにアルバイトをしてみるのもいいかもしれません。

※学生でも一時滞在長期ビザ(VLS-T)・ビジタービザをお持ちの方は、フランスでの労働は認められていません。

フランスの雇用契約の種類

フランスにはいくつかの雇用契約が存在していますが、大きく分けて以下の2つが最もポピュラーな雇用契約となります。

・CDI (Contrat de travail à Durée Indéterminée) : 無期限雇用契約

こちらの雇用契約では、いつからいつまでといったような期限が決められていません。フランスでは、企業は簡単に従業員を解雇することが出来ません。そのため、CDDから雇用契約を結ぶこともあります。

・CDD (Contrat à Durée Déterminée) : 有期雇用契約

こちらの雇用契約では、文字通り雇用期間(3ヶ月、1年など)があらかじめ決められています。CDDでは、基本的に最長18カ月となっています。契約の更新も1回(例外あり)までとなっており、その期間以上働く場合は企業側は契約をCDIに変更する必要があります。

試用期間(Période d’essaie)

雇用契約を結ぶ場合に、企業は試用期間の項目を契約書に独自に判断し追加することが出来ます。

CDIの場合は、最長2カ月の試用期間となります。企業は試用期間を1度更新することができますが、その場合は事前に契約書に明記されている場合に限ります。試用期間の延長がある場合、試用期間の最長期間は4カ月となっています。

CDDの場合も、試用期間があり期間は契約の長さにより2週間から1ヶ月の期間となっています。

この試用期間中であれば、基本的に企業は雇用契約の打ち切りを独自の判断によって行うことが出来ます。

仕事の探し方

留学でフランスに来ていて、まだ自身の語学力に自信のない方は日本人向けの求人情報に目を通すのがおすすめです。以下のサイトには日本人向けの求人も出ているのでチェックしてみて下さい。

Ovniホームページ : フランスの情報について発信しているメディア、求人や物件の情報が載っています。

Jimomo Paris : 求人、物件、帰国売りなどの情報がのっている掲示板

MixB : 求人、物件、帰国売りなどの情報が載っている掲示板

語学に自信がある場合は、フランス人向けの求人情報をチェックしてみるのもいいかもしれません。

Indeed : 求人専門のサイト

Pôle emploi : フランスのハローワーク

また、求人の有無にかかわらず自分から直接応募 (Candidature spontanée) する方法もあります。興味のある企業が求人を出していない場合、自分から履歴書と志望動機書を送付し応募することも可能です。

求人への応募(履歴書・志望動機書)

日本と同様に求人に応募する際は、履歴書 (CV) と志望動機書 (Lettre de motivation) を作成し、採用担当者(Ressources Humaines : RH )に送付します。履歴書や志望動機所は日本と違い手書きである必要はありません。履歴書も決まった書式があるわけではなく自由に作成することが出来ます。履歴書・志望動機書が出来上がった場合は、フランス人に一度チェックしてもらうようにしましょう。当校の学生の方は、Remise à Niveauなどの際にフランス人の先生にチェックをしてもらうことも可能です。

・履歴書(CV)

履歴書は、基本的にA4用紙一枚に収まるように作成します。その後、PDFに変換し印刷またはPDFファイルとしてメールまたは郵送にて採用担当者に送付します。

履歴書作成において重要な項目は以下の通りです。

  • 個人情報 (L’Etat civil)

個人情報の欄には、応募者を識別できる最低限の情報を記入する必要があります。基本的には、履歴書の左上に記入します。最低限の個人情報は下記の通りです。

・氏名

・住所

・電話番号

・メールアドレス

・生年月日

  • 学歴 (La Formation)

学歴は新しい順に書いていきます。また、学歴の欄には以下の情報も付け加える必要があります。

・学校名、在籍年、学部、取得学位

・所持資格、特技など

・話せる言語

  • 職務経歴 (Expérience professionnelle)

職務経歴の欄には、アルバイト・インターンシップなど正社員以外の仕事の経歴も書きます。学歴の欄と同様に新しい順に記入していきます。

在籍していた会社名、仕事内容などを箇条書きで記入していきます。いろいろな業種でアルバイトなどの経験がある場合は、応募する会社と似たような業種のアルバイト経験などを記入します。

例)レストランのサービスに応募する際は、レストランでの経験に絞るなど。

  • 趣味(Centre d’intérêt)

趣味の欄には、ご自身の趣味やボランティア活動などを記入します。

こちらのサイトにて、クラシカルなタイプの履歴書または最近よく使われている新しいタイプの履歴書のテンプレートをダウンロードすることが出来ます。

https://www.modeles-de-cv.com/

こちらのサイトで、CVと検索して頂くとおしゃれな履歴書を作成することもできます。

https://www.canva.com/

・志望動機書 (Lettre de motivation)

志望動機書も履歴書と同じように簡潔にA4用紙一枚に収まるようにします。

 

志望動機書は、基本的に4段落に分けて書きます。

第1段落:最初の段落には、なぜその会社・求人に興味をもったのかを説明します。応募先の会社で働いている人からの推薦を受けた場合は、その旨を記入します。

第2段落:ここでは、今までの自分の学歴・経歴を説明します。そして、いかに自分が応募先の企業に貢献できるかを記述していきます。また、企業が求める人材像を示している場合それに合った自分の長所なども一緒に書いていきます。

第3段落:ここでは、応募先の企業で働くこがいかに自分自身の成長につながるかなどを書きます。

第4段落:最後の段落では、いつでも面接を受けることが出来る旨を記入します。最後に締めの文章を記入して終わります。

志望動機書が書き終わった後は、スペルミスなどの誤りが無いかを入念にチェックしましょう。

履歴書・志望動機書を採用担当に送付後、無事に書類審査に合格すると採用担当者や直属の上司との面接が行われます。履歴書・志望動機書をもとに面接が行われますので、面接前に記入したことをしっかりと伝えられるように準備しましょう。

採用後

無事に面接も終了し、雇用が決まると企業と雇用契約を結ぶことになります。

契約を結ぶ際は、契約内容をよく確認し不明な点があれば必ず確認するようにしましょう。

内容をよく確認後に、問題がなければサインをします。契約書は2枚あり、1枚は雇用主もう一枚は自身で保管します。

給料に関してですが、フランスにも最低賃金(SMIC)が設定されています。フランスの最低賃金は日本と違い全国一律となっています。

2019年の最低時給は、10,03€となっています。2020年からは10,15€に上がります。

学生でも雇用契約を結ぶと、社会保険を払うことになるので実質の手取り時給は約2割引となります。手取りの最低時給は2019年で7,94€で2020年から8,04€となります。

雇用契約を結ばないで仕事をすると闇労働(Travail noir)になってしまい、企業だけでなく自身も罰せられることもあり最悪の場合強制送還もありえるので気を付ける必要があります。

外国で仕事を探すことは難しいかもしれませんが、様々な人と関われるチャンスがあるのでぜひ上記の点に気を付けて頑張ってみて下さい!!